ebookjapanとBookLive!とKindleではどれが良い?どこが違うか比較してみた
電子書籍サービスを利用したいけど種類がたくさんあって、
それぞれの違いもよく分からないからどれを使うべきか悩みますよね。
今回は電子書籍サービスの中でも知名度が高く利用者も多い
・ebookjapan
・BookLive!
・Kindle
の3つを比較してそれぞれの違いを探ってみたいと思います。
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電子書籍サービスは運営会社が重要
利用する電子書籍サービスを選ぶ際には品揃えや価格なども重要ですが、
サービスを提供している運営会社にも注目すべきです。
紙書籍なら書店が無くなろうが出版社が倒産しようが、
購入した書籍は手元に残るのでいつでも読めます。
電子書籍はサービスが終了すると購入した書籍が読めなくなってしまうので、
運営会社にサービスを継続させられる体力があるかどうかが重要なのです。
今回比較する3つの電子書籍サービスの運営会社は以下の通りです。
・ebookjapan 株式会社イーブックイニシアティブジャパン
・BookLive! 株式会社BookLive
・Kindle アマゾンジャパン合同会社
「イーブックイニシアティブジャパン」はソフトバンクのグループ会社で、
Yahoo!とも資本業務提携をしています。
「BookLive」は国内印刷業界の二大勢力の1つ凸版印刷のグループ会社で、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブも株主となっています。
「アマゾンジャパン」は言わずと知れた世界最大級の通販サイトAmazonの
日本法人です。
いずれも日本有数の企業がバックについていますから、
今日明日にサービスが終了する心配はありません。
取り扱い数はKindleが圧倒的に多い
読みたい書籍が取り扱われていないと意味がありませんから、
電子書籍サービスを選ぶ上では品揃えも重要な要素です。
今回比較している3つの電子書籍サービスの取り扱い数はそれぞれ
・ebookjapan 約100万冊
・BookLive! 約150万冊
・Kindle 約700万冊
となっています。
ebookjapanもBookLive!も取り扱い数は少なくないのですが、
Kindleに比べると少なく見えてしまいますね。
比較的メジャーな作品ならebookjapanやBookLive!でも手に入りますが、
少し古い作品やニッチなジャンルの作品を探しているならKindle一択です。
マンガを読むならebookjapanかBookLive!
電子書籍で主にマンガを読むのであればKindleよりも
ebookjapanかBookLive!がおすすめです。
マンガに特化しているわけではありませんが、ebookjapanとBookLive!は
どちらかと言うと文芸書などよりもマンガを多く取り扱っています。
少年・少女漫画や青年漫画はebookjapan、レディースコミックやTL・BLといった
少しアダルトな作品はBookLive!が取り扱い豊富です。
特にマンガしか読まないといった場合には、色んなジャンルを網羅している
KindleよりもebookjapanやBookLive!の方が使いやすいですよ。
学術書や洋書ならKindle
専門的な学術書や海外の洋書を探しているならKindleがおすすめです。
学術書や洋書は書店でも大規模店舗でないとそもそも取り扱っていないことも
多いですし、大規模店舗でも取り扱い数は多くありません。
Kindle以外の電子書籍サービスも学術書や洋書の品揃えは豊富とは言えないので、
学術書や洋書を電子書籍で読むならKindle一択となります。
無料で電子書籍を読みたいならKindle
電子書籍サービスでは初めて電子書籍を利用する人のために無料で読める作品を
用意しています。
今回比較している電子書籍サービスの無料で読める作品の数は以下の通りです。
・ebookjapan 約5000冊
・BookLive! 約16000冊
・Kindle 約50000冊
試し読みして面白かったら購入するといったケースも多いので、
より多くの作品が無料で試し読みできると利用者としてはありがたいです。
BookLive!の16000冊もかなり多いのですがKindleの50000万冊が圧倒的なので、
試し読みするならKindleとなります。
いずれも会員登録しなくても無料作品は読めますよ。
Kindleのみ読み放題サービスが利用できる
本をたくさん読む人にとっては1冊1冊購入するよりも一定金額を払うと
読み放題になるサービスの方がお得だったりします。
今回比較している3つの電子書籍サービスの中で読み放題サービスを
提供しているのはKindleだけです。
月額980円を支払ってKindle Unlimitedを利用することで
電子書籍が読み放題となります。
Kindleで取り扱っている約700万冊全てが読み放題になるわけではありませんが、
それでも約200万冊が読み放題の対象です。
なお、定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」では、初回無料体験を実施中です。
読みたい本がサービスに含まれていればお得ですね。
ちなみにYahoo!プレミアム会員になると「読み放題プレミアムbyブック放題」という
電子書籍の読み放題サービスが利用できます。
こちらはブック放題という電子書籍サービスが提供しており、
ebookjapanの電子書籍が読み放題になるわけではありません。
電子書籍の画質は僅かにebookjapanが上
特にマンガや雑誌などテキストよりも画像が中心の作品を電子書籍で読む場合には
「画質」が重要です。
いずれも基本的には専用アプリを使って電子書籍を読むのですが、
画質にそれほどの大差はありません。
ただBookLive!とKindleで拡大表示した時に文字などが僅かにボヤけるのに対して、
ebookjapanは拡大表示してもボヤけることはありません。
長時間読んだり何度も読み返す場合には画質が良いに越したことはありませんから、
電子書籍の画質で選ぶなら僅かにebookjapanが有利となります。
BookLive!ではクーポンが毎日もらえる
電子書籍サービスを選ぶ要素の1つに価格がありますが、
今回比較している3つの電子書籍サービスでは価格に差はほとんどありません。
ただ電子書籍の購入がお得になるクーポンが配布されており、
クーポンのお得さで比較するとBookLive!が一番です。
ebookjapanでは初回購入時に6回使える70%OFFクーポンがもらえて、
その後も曜日(月曜を除く)・週末ごとに種類の違うお得なクーポンがもらえます。
BookLive!では初回購入時に1回分の50%OFFクーポンがもらえ、
その後はクーポンガチャを引くことで毎日お得なクーポンが手に入ります。
(SNSでシェアすればガチャの引き直しも可能)
Kindleも初回購入時に70%OFFクーポンが1回分もらえますが、
以降のクーポン配布は不定期です。
ebookjapanのクーポンも種類が多くほぼ毎日貰えるのでお得なのですが、クーポンが
もらえない日もあるので毎日もらえるBookLive!には少しお得さで見劣りしますね。
まとめ
マンガに強くて画質の良いebookjapan、クーポンがお得なBookLive!、取り扱い作品の
多さと読み放題サービスのKindleとそれぞれの電子書籍サービスには特徴があります。
どれが一番使いやすいかは判断しにくいですが、電子書籍サービスを利用する上で
何を重視するかを考えると自分に合ったサービスを見つけやすいですよ。
基本的に電子書籍サービスでは電子書籍を購入しなければ月額料金などは
発生しない仕組みとなっています。
(読み放題サービスを除く)
無料作品を読むだけなら会員登録すら不要ですし、
3つとも使って良いとこ取りするのが賢い使い方ではないでしょうか。
なお、定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」では、初回無料体験を実施中です。
読みたい本がサービスに含まれていればお得ですね。
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